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自動速度違反取締装置、通称・オービスは一般道や高速道路などに設置されており、自動でスピード違反を取締まる装置です。ここでは、オービスの基本情報から、種類や起動条件についてまとめました。またオービスに撮影されたあとの処置や、形の似ているNシステム、Tシステムとの違いも解説していきます。ルールを守って、安全運転を心がけましょう。

車谷 剛と車谷 有希
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2019年4月4日

車の走行中にフラッシュ?!時速〇km速度を自動感知するオービスの起動条件とは

車の走行中にフラッシュ?!時速〇km速度を自動感知するオービスの起動条件とは

道路を走っていて、突然のフラッシュ。この経験がある人は、オービスに写真を撮られている可能性があります。自動で速度違反を取締まる装置として知られているオービスですが、どのような種類があり、どのような場合に撮影されるのかは、具体的に知らないという人も多いです。

そこで今回は、オービスの基本情報から種類、起動条件などをご紹介します。オービスに撮影されたらどうなるのかという疑問や不安も一気に解決。事故減少に一役買っているオービスのことを良く知り、安全運転の一助にしていきましょう。

オービス(自動速度違反取締装置)とは?

オービスとは、自動で速度違反の取締まりを行なう装置のことを言います。「オービス」という呼称は、もともとの装置を開発したボーイング社の商標で、正式名称は「自動速度違反取締装置」ですが、日本では一般的にオービスと呼ばれることが多いです。ちなみに「オービス」とはラテン語で「目」という意味。

主に高速道路や一般道に設置してあり、自動で速度を感知して、一定以上のスピードが出ている車のナンバーと運転者を撮影します。フラッシュは、そのときに光るものです。

オービスの設置場所には、何キロか前にオービスが設置されていることを知らせる看板が立っています。設置を知らせる看板の色も、青や黄色と様々ですが「自動速度取締機設置区間」「自動速度取締路線」などと書かれており、減速を促すようになっているのが主。オービスの設置場所も、道路の上や路肩など種類によって様々です。

日本では東京航空計器株式会社がオービスを製造・販売。設置費用が比較的低く、場所も取らないオービスの販売もされており、各県警などが本格的にこれらの運用に力を入れています。今まではオービスが設置できず、速度違反の取締まりが難しかった「ゾーン30(30km走行をすると定められた区域。通学路などに多い)」などでの運用にも期待が高まっています。

固定型オービスの種類

固定型オービスの種類

オービスと一口に言っても、種類はひとつではありません。基本的にスピード違反を感知して撮影する能力は同じですが、速度計測の仕方や、内蔵されているフィルムなどに違いがあります。ここからは主に道路に固定されているオービスの種類と、それぞれの特徴を見ていきましょう。

レーダー式

レーダーを使って速度を感知するタイプのオービス。日本では導入初期からレーダー式が使用されていますが、数はさほど多くありません。センサーは道路の上に設置されており、丸い球体からレーダーを発して、車のスピードを感知。路肩に設置されたカメラで撮影するという仕組みです。

レーダー式のオービスには、ドップラーレーダーが採用されています。ドップラーレーダーとは、車が走行する音を波長として捉え、その波長の変化によって、速度を計測するものです(ドップラー効果)。車の速度が速いとその分波長の振幅が大きく、一定を超える波長の変化があった場合、速度違反として撮影が行なわれます。

基本的にフィルムの枚数が36枚のため、これを超えるとデータが残りません。ただし、枚数制限のない電子式のものもあります。レーダー波探知機やGPSレーダー波探知機を使えば、どこに設置されているか探知可能。フラッシュもかなり強いため、撮影されればすぐに気付きます。

ループコイル式

ループコイルと呼ばれるセンサーを道路の下に埋め込み、それによって速度を測定するタイプのオービス。ループコイルは道路下に一定の間隔で3ヵ所埋め込まれており、ループコイルの間と間を通過する時間を計って、速度を割り出します。

カメラが路肩や中央分離帯に設置されているため、運転者としては設置に気付きにくいタイプです。ただしループコイルが埋め込まれている場所は、横に白い線が途切れ途切れで引いてあるため、注意深く観察していれば、埋め込まれている場所を見つけることはできます。

レーダー式のものと違って、レーダー波探知機で検知することはできません。また旧式のものであればGPSレーダーで探知できますが、新しいものはGPSレーダーでの探知が不可能です。

ループコイル型もレーダー式同様、従来はフィルム型で撮影枚数に制限がありましたが、CCDカメラを搭載した新型が2003年(平成15年)に登場しました。このタイプでは2車線が同時に撮影できるようになっており、デジタル化が進んでいます。

LHシステム

多くの道路で採用されているのが、このオービス。フィルムタイプと違って撮影枚数に制限がなく、撮影をしたらデータを即転送します。速度の判定方法はループコイル式で、頭上にカメラとストロボが見えるのみです。

LHシステムはもともと阪神高速道路に設置されていたHシステムが進化したもので、元祖Hシステムはセンサーが入った武骨な箱が特徴のオービスでした。このときはレーダーでスピードを計測していましたが、1994年(平成6年)にループコイルで計測するHシステムが登場。ループコイルの頭文字である「L」を取って「LHシステム」と名付けられました。

従来のHシステムには白いアンテナが付いていましたが、LHシステムにはアンテナはありません。基本的にはLHシステムの50m手前にループコイルが埋め込まれており、そこで速度を計って、40m手前に差し掛かったときに撮影。フラッシュの強さはレーダー式やループコイル式に比べて弱く、昼間に撮影された場合は気付かない可能性もあります。

またLHシステムはレーダーを使っていないため、レーダー波探知機では探知できません。GPSレーダー検知機にも引っかからない場合があります。

移動式オービスの種類

移動式オービスの種類

オービスは道路に固定されているものばかりではありません。移動ができるタイプのオービスもあります。移動式のオービスは、移動式車両、光電管式、移動式中型、移動式小型の4種類です。

移動式車両

車にオービスを設置して、速度検知するタイプのもの。基本的にワンボックスカーや警察車両に設置してあり、見た目からはオービスが積んであるとは判断できません。およそ10~15m手前で検知を行ないます。またフィルム式でもないため、撮影も制限がありません。

光電管式

光を使って速度を検知するタイプのオービス。システムとしてはループコイル式と同じで、光を発する装置を一定の間隔に置き、その間を通過する時間で速度を計測します。主に警察官が常駐して行なう「ネズミ捕り」で使われることが多く、レーダーでもないため、レーダー波探知機では検知できません。

移動式中型

2016年(平成28年)に導入されたオービス。スウェーデンのセンシス社が開発したシステムで、社名と「Speed warning Safety System(速度警告安全システム)」の頭文字を取って「センシスSSS」とも呼ばれています。速度計測はレーダーで行ないますが、複数車線の撮影が可能です。

移動式中型オービスの優れた点は、設置が簡単でコストもかからないということ。オービスの最大の問題が設置と維持のための費用で、1台に5,000万円以上という莫大な費用がかかっていました。そのため老朽化してもなかなか新しいものに取り替えられず、古いものがそのままになっていることが問題視されていたのです。

しかし新しく導入された移動式中型オービスでは、設置費用が従来の3分の1。設置も地面にポールを埋め込むだけで、移動が非常に簡単です。さらに車の速度を計測するだけでなく、危険な車が近づいていることを知らせる警報機付き。このことから車が多い道路や高速道路だけでなく、生活道路への導入も検討されています。

移動式小型

人が持ち運びできるタイプのオービス。三脚を立てて使用しますが、高さがおよそ1.3m、幅がおよそ1mと場所を取らないのが特徴です。通常のオービスと同じ機能を備えており、レーダーで速度を検知し、運転者と車の撮影を行ないます。

2017年(平成29年)7月には、岐阜県警が本格運用を開始。それまで狭くて取締まりが難しかった生活道路でも利用できるため、事故防止に繋がると期待が寄せられています。

オービスの起動条件

オービスがどのような条件で起動するかは、基本的に公表されていません。ただ一般的には一般道で30km以上、高速道路で40km以上制限速度を超えると、オービスが反応するとされています。

日本の場合、超過速度がどのくらいだったかによって付く違反点数や支払うべき罰金が違います。オービスでの撮影条件とされている一般道30km超、高速道路40km超は、違反点数6点。罰金ではなく刑事罰が科せられる区分です。違反点数6点は、即免停。つまりオービスで撮影された場合、即免停となり、前科も付くということになります。

警察はオービスで撮影された画像のナンバープレートなどをもとにして、運転者の割り出しを実施。ここで注意したいのは、違反者はあくまで「運転者」ということです。例えばレンタカー会社からレンタカーを借りてオービスに撮影された場合でも、レンタカー会社に責任はなく、そのとき間にレンタカーを運転していた運転者に罰則があります

「自分の車じゃないから撮影されても特定できないだろう」と思わずに、いつでも安全運転をするように心がけましょう。また前からの撮影が不鮮明だったときのために、後ろも同時に撮影するオービスもあります。

オービスに撮影されたらどうなる?

オービスに撮影されたらどうなる?

では実際にオービスに撮影された場合は、どのような手続きが必要になるのか、以下で手順を解説します。

1.通知書での出頭命令

オービスで撮影されると、自宅に出頭を命じる通知が到着。到着までの期間は、撮影されてからおおよそ数週間から数ヵ月です。フィルム式などの古いタイプのオービスでは、フィルムを取出して現像するなどの手間がかかるため、通知までに時間がかかります。

出頭命令の通知には、車のナンバーや撮影された日時、場所、出頭する場所と日時が記載されているため、指示にしたがって出頭するようにしましょう。もし出頭命令を無視し続けた場合、警察から催促の電話がかかってきます。それでも無視し続けると、逮捕状が出て逮捕される可能性も否定できません。

実際過去に、再三の出頭命令を無視し続けた違反者が逮捕された事例もあります。仕事が忙しい、お金がないなど個々の理由はありますが、通知が来たらどんな理由があっても従うようにしましょう。

なお、出頭命令は届かない場合もあります。警察が通知を出すのは、ナンバープレートや顔が鮮明に撮影されていて、運転者が誰か特定できた場合のみです。そのため車のナンバーや運転者が特定できなかった場合、出頭命令は届きません。だからと言って故意に顔やナンバープレートを隠すのは止めましょう。

確かに顔やナンバープレートを隠せば、オービスで撮影されても特定はできませんが、別の手段を使って運転者を特定されます。この場合も罰則となりますので、何とかして出頭命令を逃れようとは考えない方が賢明です。

2.出頭

指定された日時に指定された場所へ出頭。基本的に撮影された場所近くの警察や機動隊に出頭することになりますが、旅行や出張などで遠方だった場合には、最寄りの場所に変更してもらうこともできます。

持ち物は通知書に記載されていますが、基本的には届いた通知と運転免許証、印鑑、車検証等です。出頭するとオービスで撮影された写真を出されて、違反が事実かどうかを確認されます。ナンバープレートと運転者の顔がはっきり写っている場合しか通知は来ないため、言い逃れはできません。他にも細かな取調べを受けます。ちなみにこのときはまだ免許停止の処分は受けていないため、車で行っても大丈夫です。

3.簡易裁判所へ出廷

取調べが終わると、次は簡易裁判所から出廷通知が到着します。出廷して聞き取りを行ない、罰則を決定。速度違反の罰則は、6ヵ月以下の懲役か、10万円以下の罰金です。罰金の支払い方法は裁判所によって違っており、その場で支払う場合と、後日振込む場合があります。

4.行政処分と停止処分者講習

簡易裁判所での判決が出たら、地元警察からの呼び出しがあり、免許停止日が決定。このときは免許停止となるため、車で行くことはできません。必ず公共交通機関を使って行くか、誰かに送ってもらうようにしましょう。

もし停止処分者講習を受ければ、免許停止の期間が短くなる場合があります。1万2,000円~2万5,000円程の受講料がかかりますが、試験で優秀な結果を出せば、その分免許停止の期間が短縮。講習の内容は基本的な運転ルールのため、さほど難しくはありません。

5.免許証の返却

免停の期間が終わると、免許が返却されます。免許の受取場所は、主に免停の際に免許を返却した場所です。

このようにオービスに撮影されると、警察や裁判所に出向くことになる上、運転免許も一時的に取り上げられてしまいます。罰金の支払いや精神的なことなど、負担となることも多いため、普段から撮影されないよう安全運転を心がけましょう。

NシステムTシステム過積載監視システムとの違い

Nシステム・Tシステム・過積載監視システムとの違い

オービスと似たようなもので「Nシステム」「Tシステム」「過積載監視システム」というものがあります。これらはオービスと似ていますが、目的やシステムがオービスとは全くの別物。ここからはそれぞれのシステム、オービスとの違いについてご紹介します。

Nシステムとは

Nシステムは正式名称を「自動車ナンバー自動読取装置」と言い、一般道や高速道路などを通過した車のナンバーを自動で読取って記録する装置です。記録したナンバーは、盗難車や逃亡者の車のナンバーと照合され、付近にいる警官に連絡が行くようになっています。基本的に犯罪性のある車との照合を目的に作られているため、何もしていなければ、全く怖がる必要はありません。

オービスとの違いは、速度を計測しないことと、すべての車のナンバーをデータとして蓄積することです。オービスの場合は速度を計測し、明らかに速度違反を犯している車だけを撮影しますが、Nシステムは速度を計測せず、照合のためにすべての車の撮影を行なっています。ちなみにNシステムの場合、常に撮影をしていますが、フラッシュがたかれることはありません。

見分け方としては、ストロボがあるかないかが大きな違い。オービスの場合、大型の装置で白い板のようなストロボが付いていますが、Nシステムはストロボがなく、カメラのみです。

Tシステムとは

Tシステムは、正式名称を「旅行時間測定システム」と言います。Nシステムと同様の情報収集システムですが、Tシステムは時間の計測をすることを目的に作られており、あまり犯罪とは関係ありません。

ただ実際にはTシステムのデータが捜査に使われたとされる事例もあります。基本的には一定の区間をどのくらいの時間で通過するかを計測し、目的地までの時間を割り出すのがTシステムの役割です。良く交通情報で「到達予想時間」が提供されますが、これはTシステムの情報をもとにして割り出しています。

過積載監視システム

過積載監視システムは、トラックなどの大型車両が過積載をしていないか監視するためのシステムです。正式名称は「車両重量自動計測装置」。過積載と同時に長さや高さなども調べ、違反をしていないかを調べます。

基本的に規格外のものを走らせる場合、許可が必要です。過積載は道路の保全上良くないばかりでなく、ときに重大な事故を引き起こすことがあります。しかし実際には許可なく規格外の車を走行させているケースが多いことから、過積載監視システムが導入されました。

過積載監視システムでは、規格を超える車両を検知し、それが許可を取っているかどうかを調べます。もし許可を取っていなければ、違反をした事業者へ指導警告書を送付。それでも違反を繰り返す場合には厳重注意が行なわれる仕組みです。

またもし許可を取っていても、その許可内容を超えた規格の車両を走らせた場合には、許可の取消も行なわれます。基本的にトラックなどの重量車両を有する会社のみに適用。寸法の計測部分がアーチ状になっているため、オービスとはそれで見分けるようにしましょう。

※この記事は、2018年5月時点の情報に基づいて作成されています。

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